これを使えばFLASHゲーム等のWEBゲームをゲームコントローラー(ジョイパッド)で遊べます。わたくしのゲームだけではなく、誰が作ったFLASHゲームでも、JAVAのゲームでも、何でもです。
【難なく遊べる条件】
●キーボード操作で遊ぶゲームであること。
●USBのゲームパッドを持っていること。
厳密には設定次第でマウス操作のみのゲームも出来るみたいですが、設定がややこしいとか面倒臭いとか操作性がイマイチとか何かしらの難がある事が多いので出来ない、もしくは向いていない、と思っておくのが現実的である印象です。それでも、絶対に出来ないというわけではありません。キーとマウスを併用する操作のゲームでもキー操作の部分だけはコントローラーを使って遊べるようになります。その操作性が現実的であればですが。上手く設定すれば両方コントローラーで操作可能に出来るのかもしれませんが、わたくしはそこまで使い込んではいないので不明でございます。
【JoyToKeyのダウンロード】
⇒JoyToKey(Vector)
⇒JTK software(作者サイト)
以前は完全フリーのツールだったんですがVersion 4.0以降、現在はシェアウェア(有料)となったようです。でもこれは「使ってみて気に入ったら払ってね」と、支払いは任意というスタンスのシェアウェアなので、実質無料で、しかも機能制限無しで使い続ける事はできます。
ですが、気に入ったら出来るだけ払ってあげて下さい。「まだ子供だからお小遣いが無いんだよ〜」って人は大人になってからの出世払いでも良いのでこのツールを愛用するならいつか払ってあげて下さい。
キーボードによって、キーの同時押しが出来ない(反応しない)物があります。例えばCTRキーやスペースキーで弾を撃つゲームでこのキーを押していると、←↑の同時押しによる斜め移動が出来ないとか。そんな時こそJoyToKeyです。これを使うとそのキーを押したと同じ結果になるはずなのに、JoyToKeyを経由すると何故か同時押しが可能になるんです。不思議。
以下、設定方法と使い方の説明です。
【JoyToKeyの設定をする前に】
ボタンの設定をする前に、コントローラーのボタンがそれぞれ何番なのかを知っておく必要があります。まずそれを調べておきます。
@
USBコントローラーを繋いでおく。中にはプレステのコントローラーをパソコンで使えるUSBアダプタータイプがあります。更にその中にはコントローラーを2つ挿せるタイプがあり、わたくしが持っているのはそういうタイプです。ちょうど下にあるELECOMの白い三角のヤツと全く同じ。そんなタイプを使っている人で、コントローラーを2つ使う必要があるなら設定前に両方とも繋いでおきましょう。
A
PC画面左下の「スタート」を左クリックして、「コントロールパネル」を左クリック。
B開いたフォルダの中にある「ゲーム コントローラー」をダブルクリック。
「ゲーム コントローラー」のショートカットを作っておくと後々便利かもしれません。
右クリック⇒「送る(N)」⇒「デスクトップ(ショートカットを作成)」でショートカットをデスクトップに作れます。もしくは、作ったそのショートカットをJoyToKeyと同じフォルダに入れておくとか。
C
すると、こんな窓が出ます。
この画像ではコントローラー2つを挿していて、2つが正常に認識されている状態です。
だから2つ名前が出ていて、1つしか挿さなければ当然1つしか名前は出ません。
ボタン番号を調べたいコントローラーの名前をクリックして選択、その後に「プロパティ(P)」をクリックします。
2Pのコントローラーを調べたいなら下の名前をクリックしてから「プロパティ(P)」をクリックです。
でも今回は1Pの上の方でやります。
これは両方プレステのコントローラーなのでどっちも同じなんですですけどね。
挿しているのにコントローラーの名前が出ていなければ認識出来ていません。
その場合は、1度窓を全部閉じてから、USBを抜いて挿し直して@からやり直します。
それで出来なければ私には原因が解りません。
D
「プロパティ(P)」をクリックすると、こんな窓が出ます。
↓
コントローラーのボタンを押すと、そのボタンの番号が点灯します。上下左右キーを押せば+マークが上下左右に動きます。
これはプレステコントローラーの×ボタンを押した時の図。×ボタンは3番ってことです。
この画面で、どのボタンが何番になっているのかを確認してメモしておきましょう。
+ | ちなみに、わたくし使用の「エレコムのあれ+プレステ用ブルブル付きコントーラー」の組み合わせでは以下のようになっていました。 |
※L3ボタンの11番、R3ボタンの12番は、ANALOGボタンを押してランプが赤点灯の状態で有効になりました。その状態にすればL3レバーを十字キーとして使う事も出来ます。ランプ消灯モードでは反応しませんでした。
プレステのコントローラーなら多分どれも同じだろうとは思いますが、USBアダプタが違うと番号も違うのかもしれません。念の為、各自で確認して下さい。
自分のUSBコントローラーの各ボタン番号がわかったところで、JoyToKeyのキー設定を始めます。
【JoyToKeyを起動する】
ダウンロードしたらファイルを解凍します。
コントローラーをPCに繋いでおき、その後でJoyToKeyを起動します。
後で繋ぐとコントローラーを認識していない可能性があるからです。
もし順番をミスったら1度USBを抜いて挿し直して順番通りにやり直す。
インストールの必要はありません。
解凍したフォルダの中にある「JoyToKey.exe」というアイコンをダブルクリックすると起動します。
起動しただけで、もうコントローラーで操作できる状態になっています。
(※希望通りに操作するには事前にキー設定の必要があります。)
終了するとコントローラーは反応しなくなります。
最小化するとPC画面下のタスクバーって所に入ります。
この状態でも良いので、ゲーム中は起動しっぱなしにしておく必要があります。
このタスクバーのアイコンを右クリックでも終了できます。
※私のJoyToKeyは古いバージョンですが、多分、最新版もそう変わらないと思います。
【JoyToKeyでキー配置の設定】
まずはコントローラーの左ボタンから。ここをクリックして、
「簡易設定ウィザード」をクリックすると、
こう聞いてくるので、この場合なら通常はキーボードの左キーですよね。だからキーボードの左キーを押します。WASDキーで操作するゲームならAキーを押します。次々自動的に聞いてくるので、もう結構なら「設定終了」をクリックで終了です。
Button1以降はさっき調べたコントローラーのボタン番号になります。
プレステコントローラーを使うつもりで「Button1に対応させるキーは?」と聞かれたら、「プレステコントローラーのButton1は△ボタン」だったので、「△ボタンはキーボードの何キーにしますか?」という意味になります。
やっぱり別のキーにしたいと気が変わったら、そのボタンの所を左クリックでそこだけ設定し直せばOKです。右クリックで編集画面にしてから変更する事もできます。
左枠に「最初の設定」とありますが、初めて起動するとこれが自動的に作られます。
ゲーム名に変更しておけば後々解りやすいかと思います。
新たにキー設定を作る時は、「ファイル」⇒「設定ファイルの新規作成」から。
作った分だけ右枠に設定の一覧が表示され、クリックするだけでその設定になります。
※これはキー設定の画面ですが、もうコントローラーで操作できる状態でもあります。
※ゲーム後はJoyToKeyを終了するようにしましょう。JoyToKeyを起動していると、例えばコントローラーの□ボタンにENTERキーを割り当てていたらコントローラの□ボタンを押すとキーボードのENTERを押したと同じ結果になります。もしゲーム後、JoyToKeyを起動したまま別の作業をしていて、そこらへんに投げているコントローラーに足が当たって意図せぬところでENTERが押されてその作業が台無しになった・・・なんて事にならないようご注意を、と言いたいわけでございます。え?そんな事になるのはわたくしだけですか?
※キー設定を増やすと、JoyToKeyが入っているフォルダ内にその設定ファイルが生成されています。「MeowForce.cfg」のように「○○.cfg」という名前のファイルがそれです。キー設定名がそのままファイル名になりますので、ファイル名に使えない文字「\*<>?|」などは使えません。また、この「○○.cfg」というファイルをこれを削除すると、作った設定も消えるという事なのでこれもご注意を。
ついでなのでUSBコントローラの宣伝です。でもプレステ持ってたら前途のアダプタータイプがお得だと思います。
(この記事は記事順の都合で過去の日付にしましたが、2011/06/30の記事です。)